インフォメーション

社会福祉法人 エル・ファロの最新の情報を公開するページです。

東日本大震災に伴う津波により、いわきの海岸林も大きな被害を受けました。美しい景観と海岸林本来の機能を取り戻すために、クロマツを植林していく必要があります。しかし、膨大な苗木を必要とします。そこで、NPO法人「トチギ環境未来基地」が立ち上がり、寄付を財源に苗木を購入し、市民の力で育て、植林する『苗木forいわき』プロジェクトをスタート。自由空間も参加し、毎日、クロマツの苗木に一生懸命水をあげて育てています。

201208_01_01_2.jpg 「トチギ環境未来基地」の東川さんがかわいいクロマツの苗木を届けてくれました。

201208_01_02_2.jpg なかま・スタッフミーティングで、クロマツに名前を付けました。
「吉松」は、プランターに苗木を植えてくださったなかまのお父様の名前の一文字をいただいて・・・
「普通列車ミドリ」は、電車の大好きななかまがネーミング・・・
「しばじっ太」は、なかまの口癖をそのままネーミング・・・
とってもユニークな名前が揃いました。

201208_01_03.jpg 訪問した「トチギ環境未来基地」の理事長と東川さんは、ユニークな名前を付けられたクロマツを見て、とても喜んでくださいました。

201208_01_04.jpg
しっかりとクロマツを育て、来年の春、海岸に植林することを約束。

201208_01_05_2.jpg
毎日、せっせと水をあげています。早く大きくなぁれ!

201208_01_06.jpg
クロマツせいちょうきろく(8月9日現在)

2012年8月28日(火曜日)

平成24年度エル・ファロなつまつり

8月10日、恒例のなつまつりを自由空間にて開催しました。

201208_02_01.jpg
奥村理事長からの挨拶

201208_02_02.jpg
なつまつり実行委員長からのプログラム発表

201208_02_03.jpg
手話の歌『未来へ』発表 by 自由空間

201208_02_04.jpg
201208_02_05.jpg
ラテンパーカッション『ヘビーローテーション』『どんなときも』発表 by 自由空間

201208_02_06.jpg
チューチュートレイン!? by 創造空間

201208_02_07.jpg
手話の歌『桜坂』『上を向いて歩こう』 by 創造空間

201208_02_08.jpg
露店には、やきそばにフランクフルト、カレーライス、冷やしきゅうり、かき氷、ポップコーン、etc....盛りだくさんのメニューになかまたちは大喜び♪
虹の会の皆様、大変お世話になりました。


サプライズ、(コスプレ大好きな!)男性スタッフたちによる「フラ」。この日のために、一生懸命ステップの練習をしていました。

201208_02_10.jpg
締めは、今年も「いわき踊り」。皆で輪になって、元気良く踊りました。

3月23日、ロボットコミュニケーター吉藤オリィさんこと吉藤健太朗さんが自由空間を訪問。コミュニケーションロボットOriHime(オリヒメ)を披露していただきました。

オリィさんは、早稲田大学創造理工学部在学の大学生。小学生から中学生にかけての療養中、学校に行って友人と会えない寂しさを体験したことから開発したのが、病院や自宅にいながら、遠く離れた場所にいる家族や友人たちとのコミュニケーションを可能にするOriHime。

また、オリィさんは創作折り紙の天才でもあり、数々の作品を生み出してきたとのこと。なかまたちに「雪うさぎ」と「羽ばたく鳥」の折り方を伝授していただきました。

20120323_1.jpg

オリィさんの助手を務める、福島絆プロジェクトで福島復興のために尽力されているふじけんさんのサポートで、なかまたちもOriHimeの操作を体験させていただきました。

20120323_2.jpg

オリィさんは奈良県出身で、3歳のころから折り紙に親しみ、法隆寺で折り紙に関するボランティア活動を行っていたとのこと。奈良文化折紙会を設立し、折り紙文化を広げていらっしゃいます。折り紙は、国境を越えて人と人をつなげる素晴らしいもの・・・
折り紙についての想いを語っている間に、なんと手にはいつのまにかバラの花が!

20120323_3.jpg

オリィさんと自由空間をつなげてくださった、福島絆プロジェクトに所属し、様々な分野でご活躍の中島さんとの会話を楽しむなかま。

20120323_4.jpg

なかまたちに優しく折り方を教えてくださるオリィさん。真剣に取り組むなかまたち。

20120323_5.jpg

かわいい雪うさぎとバラの花

OriHimeで人と人をつなぐ、みんなの希望の星、オリィさん、またお会いできる日を楽しみにしています。

2012年4月04日(水曜日)

インスタントシニア体験

3月3日に開催したエル・ファロ職員全体会議にて、インスタントシニア体験をし、自分たちの20年、30年後!?の将来の世界を垣間見ました。
社会福祉協議会よりお借りした高齢者疑似体験用具(手首足首のおもりや関節サポーター、視野を狭くするゴーグル等)を全員が装着して、高齢化に伴う身体機能変化の及ぼす影響を実感しました。

20120303_1.jpg

― 2階へ上がってペットボトルに水を汲み・・・―
体がズッシリと重く、腕や足が思うように曲がらない・・・

20120303_2.jpg

― 1階に戻ってコップに水を注いで飲む ―
思うようにペットボトルを持てない、指が曲がらない・・・

20120303_3.jpg

― 横断歩道を渡って向かいの公園へ ―
杖と介助なしでは歩くのがやっと・・・

20120303_4.jpg

― 車椅子でキューブに乗車 ―
バックは怖い、ドアを閉める時耳が痛い・・・
キャラバンやキューヴの操作方法も覚えました。

翌日以降、スタッフたちは全身の痛みを訴えていました。。。
高齢者や障害を持つなかまたちの気持ちを理解する、とても有意義な体験となりました。今後の支援につなげていきたいと思います。

エル・ファロも会員となっているきょうされんは、毎年、小規模作業所等成人期障がい者施策に関する国会請願署名活動を行っています。
 
※きょうされん...障がい者小規模作業所、施設等が加盟する会
 
県内小規模作業所の多くは、障害者自立支援法障がい福祉サービス事業所へ移行し、障がいのある方が地域の中で生活するための基盤づくりを進めて参りましたが、2010年1月、内閣府に設置された「障害者制度改革推進会議」において、国連の障害者権利条約の批准と障害者自立支援法訴訟団との基本合意文書をもとに、障害者自立支援法に代わる「障害者総合福祉法(仮称)」の制定へ向けての議論が始まり、障がいのある方もあたりまえに働き、暮らしていける新たな制度になることを、強く期待しています。
 
福島県では、この震災・原発事故により「避難したくても 避難できない障がい者が、あたりまえの賠償さえ諦めかけている障がい者」が数多くいます。
障がいがあっても、あたりまえに働き、暮らしていける福島県に、日本になるよう、切に願っております。
 
先日、街頭でも、スペースけやきさん、あとりえ北山さん、アライブさん、そしてエル・ファロのなかまとスタッフが集結し、署名活動を行いました。
高校生など若い方々にもご協力をいただき、おかげさまで、たくさんの署名と募金を集めることができました。
 
この度、署名および募金活動にご協力をいただきました皆様、本当にありがとうございました。

20120211_1.jpg

20120211_2.jpg

このページの先頭に戻る

Copyright © el-faro. All Rights Reserved.